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【映画ネタバレあり感想】明け方の若者たち~小説・映画からアマプラへ続く

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 「明け方の若者たち」映画が2021年12月31日に公開され、早速翌日に鑑賞してきました。

 私は『小説→映画』の順で作品を楽しみました。小説を読み終えて2か月経ってからの映画鑑賞ですが、比較しながらネタバレ含む感想にしています。ネタバレ含みますので注意して読み進めてください。

 

 

 

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映画「明け方の若者たち」公式サイト

 

明け方の若者たち <あらすじ>

東京・明大前で開かれた学生最後の退屈な飲み会。
そこで出会った<彼女>に、一瞬で恋をした。
下北沢のスズナリで観た舞台、高円寺で一人暮らしを始めた日、
フジロックに対抗するために旅をした7月の終わり・・・。
世界が<彼女>で満たされる一方で、社会人になった<僕>は、
〝こんなハズじゃなかった人生″に打ちのめされていく。
息の詰まる会社、夢見た未来とは異なる現実。
夜明けまで飲み明かした時間と親友と彼女だけが、
救いだったあの頃。
でも僕は最初からわかっていた。
いつか、この時間に終わりがくることを・・・。

公式サイトより引用:映画「明け方の若者たち」公式サイト

明け方の若者たち <キャスト>

 

 

北村匠海くんが出る映画で予告をみてから、

「沼のような5年間」がどんなものだったのか?

<僕>の「全部好き。」の破壊力。。。

気になって小説を先に読みました。

 

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小説感想(ネタバレ注意)

 映画の公開2か月前に小説を読み終えました。図書館で借りて、後に文庫が発売されたら本屋で購入しました。それぐらいハマった作品です。自分のストーリーなのかな?と錯覚しました。

 

「こんなはずじゃなかった人生」

「たのしいことはいつかは終わる」

 

 映画の予告が出ていたので、北村匠海くんと、黒島結菜さんを想像しながら読みました。自分の中で自由に妄想して脳内映画を作り上げやすかったおかげでスラスラ読めたのかもしれません。

小説を手に取り読み始めたらすごくハマって、一気に読んでしまいました。

 

舞台は2012年下北沢・高円寺・明大前。

インディーズロックシーンが盛り上がっていた頃。

私もロックバンドのライブに下北沢や高円寺に通ってたのでとても懐かしくて。ノスタルジックな気分になりました。

 

下北沢のヴィレヴァン行った!なんて。

フジロック(音楽フェス)はやっぱり憧れるし(<僕>と同じく私も行ったことない)

 

 

【ネタバレ】楽しいこともいつかは終わる~期限付きの恋とは?

 この恋に終わりがくることを僕は知っていた。物語を読み進めると、つい、こないだまで仲良しだったのに、<彼女>からの連絡が途絶えます。落ち込む<僕>。会社も体調不良で休んでしまうほど。

 同僚の尚人とバッティングセンターに行ったときに、<彼女>が既婚者だったことを読者に知らせます。

 

「ハッピーエンドは望めねえよ」

 

え!? そういうことか。

小説でこのシーンを読んだとき、身体がびりびり震えました。

 

【ネタバレ】いきなり連絡が途絶えたのはなぜ?

 退屈な飲み会で出会ったふたり。<僕>は一目惚れだった。ふたりで公園で呑みなおして、たくさん話をしたときに、実は知っていた。

 夫が海外赴任中。3年間だけ自由を謳歌しようと思ったと<彼女>。

 

 だが、突然夫が帰ってきてしまって、連絡が取れなくなった。

※どんな夫なのかは続編がアマゾンプライムビデオで配信されるそう。

 

 

【このシーンで泣いた】やっと会って話し合えた

 突然連絡が取れなくなって、やっと連絡がついて、久しぶりに会って話し合い。

「何があったのか」直接聞かせてもらうシーン。

 

 ラブラブで最強だったふたり。別れ話もなく、音信不通になって、LINEの既読がつかなくて。ハッキリ言ってくれないと気持ちの整理のつけようもない。そうじゃないと信じたい<僕>。特にケンカもなく、好きなままの音信不通。飼い殺し状態はつらい。

 

 夫と離ればなれだった間、<彼女>は<僕>と一緒にいたけれど、最終的に夫を選んだということ。結局寂しさを埋めるためだけだった? どうしても悲観的になってしまいますね。一緒にいる時だけでも一番に想って欲しい。

 

<僕>:「嘘でもいいから言ってほしくて」

<僕>:「少しは好きでいてくれた?」

 

<彼女>:「ちゃんと、すっごく好きだったよ」

 

あ、確かに<彼女>から「好き」という言葉を聞いてなかったんだよなぁ。胸が痛すぎました。せつないつらい。好きなまま別れるのはつらい。たとえ最初から分かっていたとしても。

旦那と別れてなんて口が裂けても言えないけど、どこかで1ミリでも選んでくれるかもと期待してたかも。

 

 

こんなはずじゃなかった

 大学を出て一生懸命就活して、(100社以上エントリーシートを書くのが普通だと聞く)一応希望の会社に入社できたが、希望の部署には配属されず、悶々と仕事をする日々。やりたいことがあったのに、この配属先では出来きないというのが現状。「こんなはずじゃなかった」希望の部署にいけると思った。

 私は高卒で<僕>のような製造している会社に入社しました。高卒の求人票はどこの支店、どこの部署で何をするのが決まっていました。ですが、大卒の人はそうじゃないみたい?

 複数内定を頂いていて「実家から通える」のもあって最終決定する人もいるはずなのに、わざわざ一人暮らしを強いられる支店に配属される。あるあるすぎる。私の同期もそんな目に遭ってて、数か月で自死してしまいました。「こんなはずじゃなかった」って大学で就活した人は特に思うのかもしれない。さすがに翌年からは、全員あえて遠い支店に配属させることはやめただろうけど。

 

 

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小説と比較しながら映画感想(ネタバレ!注意!!)

 先に小説を読んでいるので、やはりパロディ感が強くなる(笑)自分が既にストーリーを知っているから再現されているのかな?という確認作業感が強かった。小説→映画を楽しむ人のデメリットを知りました。(同じく、北村匠海くん主演の2021年大ヒットした「東京リベンジャーズ」もアニメ→映画だったのでパロディ感が強くて笑っちゃいました。)

 

小説では、<彼女>は常に「指輪をしていた」そうです。絶対にはずしてくれなくて、<僕>はそれを見る度に、幾分冷静になれるんだろうな。これは期限付きの恋だ、のめり込まないようにしようと。

映画では、<彼女>が指輪をしていると最初からネタバレしてしまうので(?)、指輪はしていませんでした。劇中では「空港でお見送りしたときに、指輪外されちゃった」と言っていました。海外赴任についていく約束だったのに、日本に残った<彼女>、旦那さんは怒ってしまったのでしょうか?

指輪外されちゃったなら、<僕>を選んでくれても良かったんじゃないの!?と、せつなくなりました。

私は<彼女>の旦那さんのことを知らないので、うまく親密な関係を築けていた(ように見えた)、心優しい<僕>と幸せになってくれればよかったのにと思いました。それは叶わなかった。

 

 

北村匠海くんって車の免許持ってたっけ?

 <僕>はフジロックに行きたかったけど、フジロックの代わりに旅行へ行くふたり。レンタカーをして海まで。フジロックよりも高いいいホテルに泊まって楽しむ。

 ここのシーン、匠海くんが車の運転席に座っていますが、車が動いているシーンはありませんでした。よかった(笑)

 連日のバラエティ出演・ラジオ出演の際に「車の免許を持っていない」という話をきいたような?記憶だったので運転してたらあれ?(笑)これはマニアックな感想。

 

北村匠海くんと黒島結菜さんのラブシーン

 エチエチなシーンが思っていたより長いです。ファンとしてはありがたいけど、リアコの人はしんどいかも?

 初めてふたりでホテルへ行って、初キッスで「歯コツン」なんだかかわいい。

 フジロックの代わりにふたりで海へ旅行の日。ちょっと、お別れみたいな話をしちゃうと、激しめになっちゃうよね。うんうん(笑)あとは、劇場でお楽しみください。

 

 

小説→映画の順で作品を楽しめてよかったこと

 音楽が聴けるのでシーンと合うのがとてもいい。小説では色んな曲が出てきましたが、知らない人の曲だとわからない。映画は流れるのでとてもいい!

 映画の挿入歌もマカロニえんぴつの曲。「ヤングアダルト」歌詞がピッタリ。2019年にリリースされている曲ですが、こんなにストーリーとピッタリな歌があるんだと感激しました。

 

 RADWIMPSのどのアルバムがいいか?そんな話を<彼女>と出会ったときにした。「トレモロ」を大学できいている<僕>。私にはノスタルジックパンチ効きました!世代がドンピシャなのでラッドは青春です。

 

 マカえん好きさんも是非映画館で楽しんでください! マカえんのはっとりくんと北村匠海くんは共作でDISH//の曲を作ったり縁が深い。「二月の勝者」の主題歌「沈丁花(ちんちょうげ)」は共作です。

 

 邦楽ロックファン・アラサーはとても楽しめる映画でした!是非劇場で!パンフレットも買いました(*´ω`*)

 

 

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